第2章 カカシ
side カカシ
俺は知っている、書店のレジでいつも本を真剣に読んでいることを。
本を読んでいるだけなのに、喜怒哀楽を表現されている表情豊かな柚希ちゃんを。
いつの間にかその姿を見るのが習慣になっていた。
そんな表情豊かな君がある時からイチャパラを読んでいて驚いたし興味が沸いた。
あんな顔するのか…。
目が離せないでいた。
気づけば、少し遠回りになっても、店の前に通るようになったのは、まぁ内緒だ。
それから彼女の存在が気になり出した。
今日第7班の演習にて集合時間に珍しく遅れずに行けそうだと集合場所に向かっている時男たちに囲まれてる彼女を見つけた。
顔を真っ赤に涙目で困っている彼女の顔に一瞬心臓が跳ねた。
同時に知り合いになれるチャンスだとばかりに男たちから彼女を助けた。
助けた後、彼女から俺のことを気になってると言われた時は嬉しかった。
実際勘違いもした。
もしかしてって思ったけど、イチャパラ仲間の誘いだった。
でもこれで知り合いになることができた。
今はまだこの関係でもいいかと思った。
足が濡れてしまったことを口実に抱き抱えた彼女はいい匂いがしたし忍者にはない柔らかさにさらにドキっとした。
書店についてからはすこしたわいもない話や表情の話などをすると彼女の表情はコロコロと変わり、見てて飽きないし可愛らしいと思った。
「彼女にドンドン惹かれていくな…。」
そう呟いたのは無意識だった。
…ーーいろいろ考えているうちに演習場についた。
「やっ、おはよう。いやー、可愛い子猫が困っていたんで助けてて遅なってしまったよ。」
「カカシ先生おそいってば!いつもいつも!」
「ほんとに先生って時間通りに来た試しないですよね。…って先生そんなに猫ちゃん可愛かったんですか?なんか顔ニヤけてます。」
「ふん!そんなことどうでもいい、早く始めろ。」
「そうだね。すごい可愛い猫だったさ。じゃ、まぁ演習はじめようか。」
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