第2章 カカシ
………私このまま連れていかれちゃうのかな…。きっとそういうことされちゃうんだよね。いや!ほんとにいや!
キョロキョロ辺りを見回すけど、誰も見当たらない。もうダメだと思ったときだった。
「はーい、ストップ。」
突如目の前には緑色のベスト、少し上を見ると銀色の髪の毛が見えた。
「なんだー?忍さんがなんの用?これから、この子と遊びに行くんだからどいてよ。」
「遊びに行くところ?すごい嫌そうに見てたけど、俺邪魔しちゃった感じ?」
振り返り私に聞いてきた忍さんはイチャイチャシリーズの彼だった。
「いえ、邪魔してないです!その人たちに本を取られてしまって…」
片眼しか見えない目がニコっとし男の人たちに向き直る。
「この子遊ばないみたいよ?無理やりはよくない。ほら行った行った。」
軽くあしらってくれているようだけど、男たちはしつこく話しかけてくる。
「じゃっ、こうしよう。俺が遊んであげるよ。忍の遊びを手取り足取りね…。」
両手で男たちの肩を組み連れて行こうとすると男たちは焦って離れ、「別にこんな本読んでる女最初から本気じゃないってーの!」と捨て台詞を吐きながら逃げるように去っていった。