第1章 五条悟
………悟くんまじか。まじなのか。だからみんなあんな反応してたのね…。
しかしこの状況はまずい。てか、普通に恥ずかしい。
私は唖然としたまま立ち尽くす。
「まぁ、しかたないって。先生あんなんだし。…どんまいっす。」
「ちょっと、あんなんってどーいうことかなー?ゆーじくん?」
急に背後から腕が回ってきて、私の頬に綺麗な白髪の柔らかな髪の毛が触れた。
「げっ、せんせい。いやー、なんでもないよ。」
「そうだよねー。このグッドルッキングガイの僕にあんなんってね、言うわけないよねー。」
「はははー…。」
「柚希、おはよう。昨日はよく眠れた?僕に会いに来てくれた感じ?」
虎杖くんとの会話を終えて悟くんは私に頬擦りしながら回ってる腕に力を入れた。
「ん。硝子ちゃんに会いに来たの。」
「なーんだ、硝子のとこかー。ちぇー。」
「……ちぇー…じゃないよ!もう!硝子ちゃんとかこの子達とか、他の術師の人とかにいろいろ話しすぎだよ!術師の人達なんて顔青くしてたんだよ?!もう恥ずかしいしいろいろ話さないで!もう、離して!」
私は離してもらおうと悟くんの腕を持ちながらモゾモゾ動くも悟くんは余計に腕の力を強める。
「もう、なーに恥ずかしがってんの?」
「恥ずかしがってるわけじゃない!それに、自分教師でしょ!仮にも生徒の前で抱きつくとかダメ!」
「柚希はお堅いんだからー。まっ、仕方ないか。」
すーっと、悟くんは離れてくれた。生徒たちは呆れたように悟くんをみていた。
「柚希たしかみんなに言いすぎたよね。ごめん。でも柚希は僕のって言って牽制しとかないとね。柚希って結構モテるんだよ?」
「??モテたことないけど。てか牽制って。」
………すこし嬉しいと感じるのは頭がお花畑だからかな…。
「えっ、先生独占欲丸出し。きも。」
「はーい。野薔薇悪口言わないー。」