第3章 カカシ②
「はたけさんありがとうございました。そして本当に話が聞けてよかったです。」
「俺もだよ。今日話ができてよかった。ありがとう。」
「あの、明日から任務頑張ってください。あっ、そのもしも…、もしもの話なんですけど、任務の後倒れてしまっても教えてくださいね…。その時は私からはたけさんに会いに行きますから。」
そう言って俺の服を掴んで俺を見てくる。
………上目遣い…だと。可愛すぎる。なぜ、彼女がするとこうも全て可愛く思えるんだ…。
「…うん。でも倒れないようにがんばるね。」
「ふふ。もしもです。」
その後俺たちの間に沈黙が流れた。
お互い見つめあったままだ。
「少し玄関まで入ってもいいかな?」
俺は彼女に聞くと頷いてくれた。
玄関に入り、家のドアをパタンと閉めたと同時に彼女を引き寄せて抱きしめた。
「……はたけさん…。」
彼女は遠慮がちに俺の服をぎゅっと掴んだ。
その仕草だけでも心が乱れる。
………好きだ。愛おしい。少しの期間会えないのは少し寂しい…。
「柚希さん…。」
俺は口布を外して彼女の顔を上げたとき、柚希さんの顔は真っ赤に染まっていた。
俺はゆっくりと彼女に顔を近づけていく。
そして、彼女の唇に自分の唇を優しく押し当てるように口付けた。
………柔らかい…。
本当はもっと…もっと彼女とキスがしたい。
でも…
それはダメだ…。
これ以上してしまえば、歯止めが効かなくなりそうだ。
side カカシ end