第11章 デザートは別腹
浴室にはシャワーの音と甘い声、そして肌がぶつかり合う音が響き渡っていた…
『んっ、ふ、ぁあっ!、ンん…やっ』
「あかん、ちゃんと聞かせてや…」
口に手を当て、声が漏れるのを抑えようとするも宗四郎は許してくれず、私の手はいとも簡単に彼の片手で掴まれ頭上に縫いとめられた。
浴室は声が響くから恥ずかしいのに…
『ふっ、ンんっ…ぁっああん!そこダメっ…ンん!』
「あかんやないやろ?気持ちええくせに、ほら声出して?甘い声で鳴いてや、僕のためだけに…」
私の1番感じる場所を的確に突き上げられれば、あまりの快感に悲鳴に近い声と共に躰がビクビクと震え上がった。
『ン、んっぁ、あっ、あん…そ、しろ…』
「あっ、やばい、めっちゃ気持ちええ…エマ、そろそろ一緒にイこか…ッ」
『ッ!ぁあっ!、ンあっ、んぁあっ!』
宗四郎から与えられる快感に自然と涙は溢れ出し、必死に抑えていたはずの声は気付けば浴室内に響き渡っていた…
子宮奥を数回突き上げられれば、電流が全身を駆け巡り、私たちはほぼ同時に達した…
『はぁっ、ン、はぁ…ンぅ///』
「んっ、エマ…愛してるで」
『私も…愛してる…』
互いに愛を囁き合い、触れるだけのキスを何度も何度も交わしたのであった…