第9章 騒がしい1日
『お疲れ様です、あまり遅くまで起きてるのはよくないですよ?日比野さん』
「なっ!///白雪の補佐官!お疲れ様です!」
『最近どう?』
「はい…大変なことも多いし、しんどいことも多いけど…すげぇ楽しいです!だから俺…諦めたくないです!」
日比野さんの頑張りは私もよく知っている。
力を使うことなく、開放戦略が1%のままできつい訓練に参加し夜遅くまで勉強しているのだ。
こんなに努力できる人間はそうそういない。
私が知っている中では日比野さんと彼…宗四郎だけだ。
不思議と昔の宗四郎と日比野さんが重なった…
『日比野さん、努力は必ず実を結びます。だから頑張って、私も応援する』
「なっ///は、はい!//勿論です、白雪補佐官のお言葉で日比野カフカやる気MAXですー!!」
『ふふっ、日比野さんってほんとに面白い…』
日比野さんと話していると不思議と自然に笑えた。
こんな風に自然に笑えるのは宗四郎の前だけなのに…
やっぱりどこか二人が似てるからかな?そんなことを考えていると…
「精が出るな」
「ん?うわっ!保科副隊長!」
「寝るのも仕事やぞ、エマ探したでこんなとこにおったんか」
『見回りの時に偶々彼を見つけまして、"保科副隊長"』
結局今朝のオペレーションルームにいた数名の隊員たち以外には私たちの関係は当分秘密なのだ。
なのに態とこの人は…
怒りも込めてあえて苗字を強調して伝えてやれば…