第9章 騒がしい1日
「私、お二人がお似合いだってずっと思ってたんです!!だから凄く嬉しくて!副隊長からはいつも補佐官のことが好きだーってオーラ全開だったし、副隊長の想いがようやく実ったんだと思いまして!」
『そ、うなの?///』
「ははっ、やっぱりバレてしもてたか。そりゃそーやろ?君はべっぴんさんやねんから男はみーんな君を狙うやろ?僕が君を狙ってるってなれば多少は引くからなぁ?まぁ、"斑鳩"には効かんかったけど…」
『?』
保科はギロリと斑鳩を睨みつけた。
「げっ…いや、そ、そのですね…」
保科の圧に斑鳩は完全に怯む、おまけにエマが保科と付き合っていたという事実にさらに落ち込んだ。
「ま、まぁ!ほんと朝から幸せな報告が聞けましたよね?"隊長"?」
「ああ、めでたい話だ。白雪、保科は信頼できる男だ。安心しろ」
『隊長…ありがとうございます』
「保科も良かったな、白雪のこと頼むぞ」
「ッ了!」
「それと保科…」
「なっ!///勿論です…」
ミナに手招きされ、近寄る保科にそっとミナは耳打ちをした。
その内容に保科の表情は固まり、冷や汗が背中に伝った、その様子に白雪は再び首を傾げるも…
「保科への忠告だ、白雪少しいいか?」
『はい!』
エマとミナはオペレーションルームを後にしたのであった。
「副隊長?大丈夫ですか?」
あまりにも表情が固い保科を心配した小此木は声をかけた。
「だ、大丈夫やで〜(やっば、基地内でエマを抱いてたことバレてんか?)」
"保科、白雪を抱くのは構わないが場所は考えろ"
ミナの言葉が保科の脳内で何度も響いていたそうだ。