第8章 素敵な休日
ギシギシとベッドの軋む音が行為の激しさを物語っている。
室内には甘ったるい空気に、男女の荒い息遣いが充満していた。
『んっ!んぁ、アッ、ンんっ、宗四郎…好きっ…』
「ン、僕もや、君のこと愛してる。僕の全部は君のもんやッ!」
『あっ、私の全部も、宗四郎のッ、だよ…っぁあん!』
私たちは無我夢中で互いを求め合った。
宗四郎は私を安心させるかのように何度も何度も好きだと、愛していると愛の言葉を私にくれた。
嫉妬した自分が馬鹿みたいだ…でもそのおかげでいつも気付くのだ。
自分がどれほど彼に溺れているのかと…
宗四郎だけは、彼の隣だけは誰にも譲れない。
だから私は強くなれる、彼の隣にいれるのであれば…
そう思えるのだ。
『んあっ!ッ、ン、宗四郎、そこっ、やっ…ぁあっ!//』
「嫌ちゃうやろ?こないに僕のん締め付けて…もっと僕に感じてや、僕を求めてくれッ、エマ…」
子宮の1番奥を何度もノックされれば、絶頂の波はすぐそこまでくる。
襲いかかる快感に私は喘ぐことしかできない…
『んぁッ、あっ、も、ダメッ、そーしろッ、アッ…ンあっ!』
「っく…もう僕も限界や、一緒にイくで?エマ…」
その言葉が合図となり律動がさらに激しさを増した。
あまりの快感に涙は溢れ、全身にビリビリと電流が流れた。
そして…
『ぁあっ!もっ、イッちゃ、んぁあっ!』
「ああっ!も、イくッ!!」
薄い膜に熱が吐き出されたのであった…