第8章 素敵な休日
「エマ〜?準備でけた・・・かっ?///」
『どうかな…?』
目の前にいるエマに僕は息を呑んだ…
朝食を済ませ、互いに身支度をすることにした僕ら。
今日は二人で買い物に出かける予定や。
当たり前やけど、男の僕が先に用意が終わりエマの様子を見に行けば…
真っ白のワンピースを身に纏ったエマがおったんや。
控えめやけど化粧し、いつも仕事中は結ってる髪は下ろしてる彼女があまりにも美しく僕は息を呑んだ。
(こんな可愛ええ姿誰にも見せたないねんけど…)
ついつい見惚れてしまう僕に、エマは不安そうに僕の名前を呼ぶ。
その声で漸く我にかえり…
「めっちゃ可愛ええ!よう似合ってるで、僕のためにお洒落してくれたんか?」
僕の言葉にコクリと小さく頷くエマは少し照れくさそうやった。
その姿がまた可愛ええ。
もう今日何回エマを可愛ええと思ったんやろ。
それくらい彼女は魅力的なんや。
ほんまはこのまま押し倒して抱き潰したいとこ。
せやけどそんなことしたらほんまに嫌われるからやらん。
自身に喝を入れ、彼女に手を差し出す…
「行こか、僕の可愛ええお姫様…」