第7章 マーキング
キスマークをつけないで欲しい理由を伝えれば分かったと了承してくれた宗四郎。
お礼を伝えたと同時にぐいっと手を引かれ、部屋の奥にあるシャワー室へと連れ込まれたのだ。
そして壁に押し付けられ、再び深い口付けをされる…
『ん、んっ、そ、しろ、やっ…んぅっ』
「キスマークは付けん、そやけど1週間我慢する代わりに…」
『ッ!だ、だめっ!そんなの…んっ//』
「どっちがええ?めっちゃキスマークつけられるか、此処でエッチするか」
顎を優しく掴まれ、彼と目を合わせられる。
ギラリと光った瞳は鋭く私を射抜いた…
『ッ…此処じゃなくても…今日は夜一緒に帰れるし、明日はお互い非番だし…』
「勿論、帰ったら君を朝まで抱くで?せやけど、此処でも抱く…僕はどっちでもかまへんよ?キスマークつけてもええんなら今は我慢する」
『ど、どうして此処なの?』
「マーキングや」
『マーキング…?ジャーッ)きゃっ!』
突然全身がびしょ濡れになったのだ。
犯人は紛れもなく彼…
「あーあ、濡れてしもたなぁ?風邪ひいてしまうわ、はよ服脱がんと!」
『ちょっと!待って…っんぁ!//』
ばんざーいと言いながら私の着ている衣類を剥ぎ取る宗四郎に抵抗するも…
「僕まだキスしかしてへんのに、此処めっちゃ固いで?…」
そう言いながら宗次郎の指は私の胸の蕾を捏ね、そして片方は彼の舌に攻められる…
『っん…ンン、あっ、やっ、んっ」
彼から与えられる快感に躰の力は抜け、私は声を最小限に抑え喘ぐことしかできなった。
いつもより長めの胸の愛撫に私の躰はその先の快感を求める。
無意識に太腿を擦り合わせてしまう…
勿論、そこを見逃さないのが宗四郎だ。
「ちゅっ)エマ、僕と此処でエッチしたい?」
小悪魔な彼の囁きは私を誘惑するのであった…