第5章 隊員任命式の後…
『ッ!ちょっと!//』
「ン?なんや?」
無事に隊員任命式が終わったや否や、私の部屋に忍び込んできた彼に後ろから抱き締められる。
いつ誰が私の部屋にやってくるか分からない状況、こんなところ見られる訳にはいかないので、彼の腕から抜け出そうとするも…
『やめて下さい、保科副隊長…ひゃっ!///』
「ははっ、ほんま自分耳弱いよな〜…可愛ええて堪らんわ」
ふーっと耳に息かけられ、躰の力が勝手に抜けてしまったのだ。
彼が後ろから抱きしめくれているおかげで座り込むことはなかったものの、咄嗟に目の前の机に手を置き体重を支えた。
『もっ、駄目ッ…んっ』
耳を舐めたり、甘噛みを繰り返す宗四郎。
片手は私の躰を支えて、もう片方の手は太腿を厭らしく撫であげるのであった。
いつもなら絶対こんなことしないのに…
「やけに今回の新人たちには優しいなぁ〜?」
彼のこと言葉で先ほどの出来事を思い出した。
もしかしてあのこと…?