第23章 嫉妬した彼にはご注意を…《番外編》
『んっ!ンンッ…///そ、しろ…やっ…』
車に戻るや否や突然キスをされたのだ。
抵抗しようと口を開けたタイミングを宗四郎は見逃すはずもなく…
『んふっ、ンンッ…ん///』
ぬるりと侵入した宗四郎の舌は逃げる私の舌を簡単に捕らえる。
絡み合う舌…
車内には唾液が絡み合う音が嫌に響き渡った。
『んはっ…そ、しろ…きゃっ!//』
漸く唇が解放されたと思いきや、突然私の座っているシートが倒れたのだ。
すかさず私の上に跨る宗四郎…
逃げ道なんてなかった。
「家まで我慢しよか思てたんやけどやっぱり無理や!すまんけど此処で君のこと抱くで…」
『はっ!?そんなことだ…ンッ///』
駄目だと言おうとしたのにその言葉は再び宗四郎の唇に塞がれ言うことは出来なかった。
「君が悪いんやで、ナンパとかされるかもしれやんから家に迎えに行く言うたのに僕の言うこと聞かんと…案の定ナンパされとったやんか」
『ちがっ!あれはナンパなんかじゃ…あっン//』
首筋に甘い痛みが走った…
宗四郎の八重歯が私の首筋に刺さったのだ。
「あれは完全にナンパや!あの男、僕がきた途端慌てて逃げたやん!せやからナンパ!」
こうなった宗四郎は何を言ってもダメだ…
諦めた私はとりあえず彼に謝った。
何としてでもこんな所で抱かれるのを阻止したかったのだ。
『ッ…ごめんなさい。次からは迎えにきてもらうようにするから…此処では…んあっ//』
宗四郎の膝が私の秘部に押し当てられた。
それだけで躰は熱くなり始める…
「あかん、この話は前にもしたやろ?それでも僕の言うこと聞かんかったんは君や。せやからこれはお仕置きや…」
月明かりに照らされた宗四郎はとても危険で…
とても妖艶だった…
彼の赤紫色の瞳がギラリと光私を捕える。
ああ…
食べられる…