第1章 プロローグ
「おはようさん、起きるんめっちゃ早ない?隣おらんくて慌てて飛び起きたわ」
『おはよう、ごめんね。目が覚めちゃって。朝ごはん食べる?…んっ、ちょっと…』
「ん?僕朝ごはんよりも先に君の事食べたいなぁ」
おはようのキスだけならまだしも彼の右手は私のTシャツの裾から侵入して、やわやわと胸を揉む。
一方左手は太ももを厭らしく撫で上げる。
『き、昨日あんなにシたじゃない…あっ』
「それは昨日の話や、今日はまだシとらんやん」
謎の言い訳をする彼に、仕事だからと言えば…
「まだ1時間以上時間ある、それに車で送ったるやん。なんの問題もない…嫌言う割には君も期待してるやん。腰揺れてんで?」
『ぅう…宗四郎のせいだもん』
「はは、そーやな。僕が触ったら濡れる躰になってしもたんは、僕が調教したからやしな」
彼の言う通りだ。
こんな厭らしい躰になったのは、彼のせいだ。
毎日じゃないものの、非番の日が同じであったり夜一緒に眠れる日は必ず抱かれる。
勿論、嫌じゃない。
でも、回数が多いのだ。
1回で終わったためしが無い、最低でも3回は抱かれる。
昨日も3回抱かれたので、腰がガクガクなのだ。
その状態なのに更に今から抱こうとする彼、必死に抵抗するも…
「何言うてるん?君、第3部隊の補佐官やろ?朝エッチくらいいけるやろ?」
『今それ関係ない…んっ、あッ』
太ももを触れていた手はいつの間にかショートパンツの隙間から侵入ししっとりと濡れたソコをなぞった。
それだけで私の躰は素直に快感を求める。
「エマ、あかんか?」
耳元で甘い声で囁かれれば、断れるわけもなく…
『1回だけ…だよ?』