第21章 みんなの知らない彼の顔《番外編》

『副隊長…離して下さい…』

「今は2人きりやねんからええやん！」

ぎゅーっとエマを後ろから抱き締める保科。

ここはエマの執務室、いつ誰がきてもおかしくない場所だ。

そのこともありエマは必死に保科を引き剥がそうとしていた…

『ちょっと…宗四郎…ッン…』

「ちゅっ…君とのツーショット写真も撮れたし気分ええねん！」

『だからって…ココじゃダメ！…あっ…』

「今は休憩中や、誰もこやん…あかんか？」

『ッ…ずるい…』

「ハハっ、僕にこんな顔させれるんはエマ、君だけや…」

開眼した保科は色っぽくエマを誘う…


エマは開眼した保科にめっぽう弱い…

特に躰を重ね合わせるときの保科はほとんど開眼している。

その表情はエマしか知らない保科の顔…




「エマ、愛してんで…」

『私も…（宗四郎のこの表情だけは私のモノ…）』



___みんなの知らない彼の顔___