第20章 保科の休日《番外編》
『へっ!?//』
「いやー、僕もそろそろやとは思てるんですよ!僕も子供めっちゃ好きやから、はよ欲しくて!」
『ちょっ!//』
隠すつもりもなさげに話す宗四郎に冷や汗が止まらない…
しかもどストレートすぎる。
「そうか、なら早めにしてくれよ…」
『えっ?』
「お前らの子供…俺が生きているうちに見せてくれ」
「ハハッ!勿論ですよ、なっ?白雪」
『うう///』
そんな和やかな雰囲気に包まれた館内に突然警報音がなり響いたのであった…
"緊急怪獣警報、緊急怪獣警報"
「念の為、園児たちの避難を!」
「えーん!怖いよぉ」
警報音に驚き泣き出す子供に保科はそっと頭を撫でてしゃがみ込んだ。
「安心しいや、怖ーい怪獣は僕たちがやっつけてくる。な?白雪…」
『うん、私とお兄さんでやっつけてくるから応援しててくれる?』
「うん!!頑張って!!」
子供たちの声援に笑顔で答え、現場へと向かおうとする保科とエマ
「出るのか?2人とも」
「ええ、あと頼みます」
「副隊長、補佐官!私たちも現場のサポートを!」
キコルの言葉に保科もエマも大丈夫だと断ろうとするも…
『ふふ、どうしますか?副隊長、新人たちはかなりやる気に満ち溢れているようですが…?』
「やれやれ、どいつもこいつもワーカホリックや」
そう言いため息を吐く保科、でもその表情はどこか嬉しそうでもある。
「お言葉ですが…」
「ん?」
「隊服の下にスーツまで着込んで…副隊長こそ休み下手なようですね」
「フッ…上官を揶揄うのはよくないで。まぁええわ、行こか」
『「了!」』
子供達の声援に送り出され保科たちは現場へと向かうのであった…