第20章 保科の休日《番外編》
おっ、そろそろええ時間か。
あの人には連絡入れといたし、そろそろ来るはずやねんけど…
約束の場所であの人を待つ。
みんなさんお揃いやん…
おもろなってきたで〜
おっ、来た来た。
「誰にも見られなかっただろうな?」
「どうでしょ?僕地味やし大丈夫では?」
「チッ、ふざけた男だ…っでブツは?」
「ああ、はいはい」
僕は例のアレを渡した…
「確かに…じゃあ俺は先に行く。お前も定刻に来い。例のポイントで落ち合うぞ」
「はぁ…(やっぱ嫌やなぁ)とりあえずアイツらはなんか揉めとるなぁ。取り敢えず僕も向かうか…」
気乗りはせんけど、仕方あらへん…
僕は目的地へと車を走らせた。
アイツらも僕の居場所突き止めるやろ…
「「保科副隊長!!」」
ほらな。言うたやろ?
「見たな?引き渡しの現場…」
「なんで…なんであんなことしたんすか!俺悔しいっすよ!」
なんかおもろそうな勘違いしとるやん…
「やれやれ見られたらしゃーない。君らにも…協力してもらうしかないな」
「そんな…見損ないましたよ。こんなこともうやめて下さい!」
そろそろネタバラシしよかとおもたその時…
ドンッ!と腰あたりに軽い衝撃が走った。
振り向けば…
「えへへ!保科副隊長…」
「うわー!ホンモノだ!/すごーい!」
「副隊長の用事って…」