• テキストサイズ

キミの隣【保科宗四郎】

第15章 雨の日《過去編》


「めっちゃ嬉しいわ!…なぁエマ、キスしてもええ?」

『ッ!//外だよ?』

「誰もおらへん、ええか?」

『ッ///』

優しく頬を撫でられ、彼の親指が私の唇を這って視線を合わせられる。

彼の言葉に私は小さく頷いた。

「エマ…好きやで」

『んぅっ…//』

触れるだけのキス…

それだけなのに全身は熱くなった。

「顔真っ赤や、めっちゃ可愛ええ…」

『だ、だって…んぅ///』

再び唇を重ね合わされる。

頬を撫でていた彼の手は私の後頭部に回る…

ちゅっ…ちゅっ…

『んっ、ン…ふっ…///』

「んっ…」

互いを求め合うように重なっては離れてのキスを繰り返した…

外だということも忘れて…


それから私は第3部隊へと異動し、補佐官となったのであった。



あの日以来、専用武器は使っていない。

正直使いこなせる自信はない。

だけど…

"僕が君を守る。せやから君も僕の隣で僕を守ってくれ。ほんで一緒に戦ってくれ!"

宗四郎と約束したんだ。

『小此木ちゃん、緊急につき申請省略!』

「了っ!」

私が宗四郎を守る!

宗四郎の隣で、一緒に戦うんだ!!!


"戦力全開放…95%"

/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp