第13章 慰労会
「怪獣8号…および9号の件で私と白雪は本部に行かなければならない。後は保科副隊長に任せてあるから細かい手続きは彼に聞け」
「了」
「それから君を正隊員に推したのも保科だ。勿論、先の戦闘での活躍あってのことだがな。期待に応えてやれ…」
「ッ!了!」
カフカは保科の為にも頑張ろうと気合を入れ直したのであった…
執務室を出るカフカの後ろ姿を見送るエマとミナは本部へ向かう準備を始めたのであったが…
「そういえば白雪、保科と喧嘩でもしたのか?」
『ギクッ!)えっ…?何故…でしょうか…?』
ミナの言葉に心当たりしかないエマは恐る恐る何故そう思ったのか訊ねた。
「今朝から保科の元気がなく、落ち込んでいる…っと小此木から報告があってな。保科の態度が変わるのは大抵お前絡みだからな」
『やっぱり隊長には敵いません…実は…』
エマはゆっくりと話し始めたのであった…