第12章 秘密ファイル
「副隊長!これ、お約束のモノです!」
「おお!ありがとうな、小此木ちゃん!そや、その写真消さんでええけど今後は絶対に他の奴には見せたらあかんで?」
「勿論です!!既にパスワード付きのファイルに移動させましたのでご安心を!それでは私はこれで!」
颯爽とオペレーションルームへと戻る小此木を見送った保科は手元にあるモノを確認し…
「今日ははよ帰らなあかんわ…」
自然と上がってしまう口角を抑えるのが必死だったそうだ。
「ただいまぁ〜」
『おかえりなさい…へ!?宗四郎がなんで…それを…』
保科を出迎えたエマは驚きを隠せなかった…
何故なら…
「今日はこれ着てエッチすんで!」
保科の手にはメイド服が握られていたからだ。
エマは後ずさり、保科はエマへとずんずんと迫りゆく。
勿論終わりはあるわけで…
トンッ
『ッ!宗四郎…』
「僕に内緒でこんな可愛い姿僕以外に見せてたなんてなぁ?悪い子にはお仕置きやね…?」
ギラリと瞳を光らせる保科にエマはゴクリと息を飲み込んだのであった…