• テキストサイズ

キミの隣【保科宗四郎】

第11章 デザートは別腹


エマと保科が甘い夜を過ごしている頃…

「ん?」

「葵?どうかしたのか?」

「いや、なんでもない。」

「ならいいんだけど、そろそろ戻るぞ」

「ああ」

トレーニングルームで自主トレをする葵とハルイチ。

ハルイチには何もないと伝えたが、実は葵は誰かからの視線を感じていた。

辺りを見渡すも人の気配はない…

気のせい…だと思い込んで葵はハルイチの後を追いトレーニングルームを後にした…

然し、これ気のせいではなかったのだ。

トレーニングルームの外でご満悦の表情をしているのは中之島。

そう、犯人は彼女だったのだ。

エマから新人たちが自主トレをよく行うことを先ほど仕入れた中之島は早速様子を見にきたのであった。

運良く自身のお気に入りの隊員であるハルイチと葵がトレーニングをしていたのでついつい魅入ってしまっていたらしい。

「デザートごちそうさま!イケメンたちの補充も出来たし、さっさと寝よーっと!」

それから保科にバレる数日間、中之島は夜な夜なトレーニングルームに通うこととなり、そのことで葵は数日間その視線に悩まされるのであった…


/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp