第2章 見舞いに行こう!
「で、なんで、こうなっちゃったのかなー」
香苗はぼそっと呟いた
「いや、女の子一人で影山の家には行かせられないだろ」
「だからって、そんな全員で行くことないんじゃ、、?」
部室で“影山の家に行く行かない談義“をしているのを聞いた部員たちは全員で 影山の見舞いに行くことにした。
「俺たち、全員インフルエンザになったところだし、行ったところでうつらないだろうから大丈夫だよ」
菅原さんの謎の自信に満ちた一言で
香苗はそれ以上何も言わなかった
「何か買っていこうぜ!」
飲み物と桃、食べやすそうなゼリー
それぞれが、インフルエンザの経験から
休みの間に欲しいと思った暇つぶし道具を買った