第2章 見舞いに行こう!
「なんですか?これ?」
香苗の渡した紙にはそれぞれ練習メニューが書かれていた
「えっと、私なりにみなさんの練習してる様子を見て、どんな練習をすれば長所が伸びるのかと、短所のカバーができるのかを考えて、それぞれの練習メニューを組みました。今日お渡しした紙には、部活動以外の時間にひとりでもできるトレーニングや注意点、ポイントをまとめて書いてたものです。みなさんの性格も考慮し、コーチとも相談したうえでのメニューになってますので、ぜひ、実践してください。わからないことがあれば、何でもお答えします。」
「と、いうことだ。」
「す、すごすぎるだろ!」
全員の声が揃った
香苗はスポーツトレーナーとしては一級品で
各方面からその知識量と観察力を買われている
と、いうのを、部員たちは知らない
「部活停止中だけではなく、そのメニューを、今後も継続して欲しい。」
「「「「「はい!!!」」」」」