第6章 大きくなったら
「日向は何になりたかったの?」
「おれ?!おれは、ほら、小さな巨人!」
「「「「いや、それ幼稚園の頃の話じゃないでしょ!」」」」
総ツッコミを、食らう日向。
「あー。そっか。」
って、まじか
話の流れ理解してないの??
「そんなんだから勉強ついていけないんじゃないの?」
「月島!!うるちゃさい!!」
「噛んでるし・・・。」
「日向、安定感がすごいね!」
「褒めてる?」
「ううん♡貶してる♡」
もー!!と、怒る日向。
でも、言い返せないのが日向。
「で、幼稚園の頃は何になりたかったわけ?」
「おれは・・・・・・おにぎりだよ・・・。」
「「「「おにぎり?!」」」」
「バカにすんなよ!おにぎりすごいんだからな!三角くて、海苔巻いてあって、具も入ってて、おいしいんだからな!!!」
「いや、おにぎりのことは知ってるよ!」
「まさかの食べ物。」
「いやー、日向って人の斜め上を行くよね。」
「いいと思う。いいと思うよ!」
「もう。いいだろ!」
拗ねる日向。
「誰も悪いって言ってないでしょ?」
「いくら俺でも空気でわかるんだよ!」
「日向って空気読めるんだ・・・」
当たり前だろ!!
って拗ねがすごいな!笑