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好きと憧れ【あんスタ】

第3章  レッスン





“luna”さんとお茶をしてからもう既に一度季節が変わっている。


「…今回の新曲はこんな感じなんだけどどう?」

「どうって言われても…ねぇゆうたくん」

「久しぶりにハードなダンスができそうだね、アニキ♪」

「じゃあ曲は決まり!あとは振付師さんなんだけど、プロダンサーの“luna”さんが引き受けてくださるそうよ!」

「へ〜この曲なんだ!前に話もらった時からどんな振り付けになるのかなって楽しみにしてたんだよね♪」

「あれ、ひなたくん“luna”さん知ってたんだ」

「ゆうたくんみたいに真剣に見てるわけじゃないけど、ダンサーさんがネットニュースとかになってるとつい見ちゃう。だからもちろん“luna”さんも知ってるよ。でもあの人、アイドルに振り付けって初めてじゃない?」

「私も詳しい経緯は知らないんだけど、ご本人が“2wink”に興味を持ってくれたみたいで」


そうか、俺らがテレビ局であったのもお茶したのも知らないんだ。

めんどくさくて説明省いたんだろうな〜(苦笑)。

まぁ聞かれたら答えればいっか。


「“luna”さん、来れる日は直接二人にレッスンをつけてくれるって!」

「えっそれ本当ですか!?」

「うわっ!ゆうたくん、いきなり大声出さないでよ〜」

「ごめん、まさか直接レッスン受けれるとは思ってなかったから」

「それには俺も同感。世界中飛び回ってるプロダンサーさんが俺たちのために時間割いてくれるなんて身が引き締まるね」


前に会ったときそんなことは言ってなかったし

TV番組とかでも実際にコーチングしてるところはなかったし…

本当に読めない人だな…


「"luna"さんが入れたい振り付けあったら教えてくれって言ってたよ。できる限り反映するって」

「俺たちも振付に関われるんだ~♪早速ちょっとやってみようよ、ゆうたくん!」

「へー、さっすが"luna"さん…♪そうだね、ひなたくん☆」


この日は"プロデューサー"さんに見てもらいながらひなたくんと一緒に振付を考えて

今までやってみたかった振付とかアクロバットとかいろいろ盛り込んだ。


「これがどうこの曲の振り付けになるのか楽しみだね」

「ゆうたくん、本当に楽しそうな顔してるね。お兄ちゃんはうれしいよ…♪」



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