• テキストサイズ

好きと憧れ【あんスタ】

第4章 当日






そこでしばらく待っていると、ほかの搭乗客とともに澪ちゃんが出てきた。

向こうもこちらに気づいたらしく小走りでこちらによって来る。


『ゆうたくん!』

「澪ちゃんおかえり!」

『ただいまっ!なんか全然久しぶりな感じしないね~』

「毎日話してたからね。ツアーの様子とかこっちでも放送されてたよ。やっぱりまだ追いつけそうにないや」

『ふふっ、そんな簡単に追いつけるわけないでしょ、私だって成長してるもん♪』

「確かに。…ねぇ、この後時間ある?」

『?うん、特に何もないよ』

「じゃあちょっと一緒に来てくれない?」


手を差し出すと、不思議そうな顔をしながらも手を取ってくれた。

澪ちゃんも後ろに立っていた"luna"さんのマネージャーさん、基澪ちゃんのお母さんに頭を下げると

会釈を返した後に手を振って、俺たちを見送ってくれた。


────────────────────────────────


向かう場所はもちろん、想いを伝えたあのカフェだ。

今日ばかりは俺がエスコートをする。

席に案内されるとメニューを澪ちゃん向きに渡し、「今日は俺のおごりだよ」と言う。

澪ちゃんは目を見開いた後に笑った。


『なんか懐かしいね、それ』

「いつもエスコートされる側だったから、今日くらいはいいじゃん♪」

『"luna"の時は性別不明だからついエスコートしちゃって、されることほとんどないから新鮮で面白い(笑)』

「こういう悪戯も悪くないでしょ☆…ところで澪ちゃん、あの約束覚えてる?」

『忘れるなって言った身で忘れるわけないじゃん』

「よかった。じゃあ改めて…澪ちゃんとずうっと一緒にいたいから、俺と付き合ってくれる?」

『こんな私でもよければ、喜んで!』



/ 20ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp