第8章 温もりを求めて
そういうと抜き出す悟浄。同時に中からドクリと抑えきれなかった白濁とした欲が太ももを伝う。
「…一応俺、繁殖能力ゼロだし…」
「え…っと…」
「こうして出てはいるけど…半妖ってそういう奴なんよ」
「…・・ッッ」
「でも、まぁ…一応…?」
バスタブに理世を座らせれば、シャワーを出しながらイッたばかりの理世の蜜壺に指を二本同時に射れ込んだ。
「後処理はしてやる」
「…悟浄…?」
「んー?」
「でも…ンァ…シてるとき…つけ…ァアア…ン」
「あぁ、めんどくせぇから」
「めんど…くさい…?」
「能力ゼロなのに、抱いた後で『ガキできた』って言われたりすんの」
「……ッッ」
「でも、まぁ?理世なら中ダシもいいか…」
「人の事…なんだと…ァ…」
「こうしてシた後の処理もかわいい顔みれっしな」
「…ばか…」
とっくに出し切れているはずなのに、悟浄の指は理世の中から出ることはなく、反応を見ていた。
「…ァ…そこ…」
「気持ちぃ?ココ…」
「ァ…そこばっか…や…ッッ!」
「何度でもイっとけよ。我慢すんなって」
「…ッック…ァア…」
びくっと震え、指だけでもきゅっと閉まっていくのが解る。
「…あっちでおとなしく待ってたもっといろいろ楽だっただろうに」
「…でも…」
「早く俺が欲しかった、だろ?」
「いじわる…」
「はいはい、」
イッた後に決まってキスをねだる理世の癖をもうわかっている様に悟浄は舌先を出してぺろりと唇を舐める。それを合図にするかのように理世もまた舌先を出した。舌先だけで舐め合い、いつしか深いキスに変わっていくのだった。