第46章 再会
ゆっくりと差し込まれる舌に理世もぴくんと反応を示しては、応えていく。
「…ン…」
ちゅくりと唾液の混じる音が響いていく。
「…ン…かわいい…」
「なんか…ごめ…ッッ」
「ん?何が?」
「久しぶり過ぎて…その…緊張してる…」
「そんな事か」
体を離し、抱きしめれば悟浄は耳元に唇を寄せる。
「…なら、ゆっくりとスる?」
「…ッッ」
「それとも…」
「…な、に」
「俺に任せるってサービスもあるけど?」
「…ッッ」
「どうしますか?お姫様?」
そう言われて理世はきゅっと抱きしめる腕に力を籠めれば下から見上げた。
「…悟浄にお任せで…いい?」
「おっけ」
抱き上げれば近くにあるベッドに連れていく。そのままゆっくりと下ろせばもう一度後ろ首に手を回して引き寄せる悟浄。
「…チュク…ン…」
何度も重ねていく。ゆっくりと支えながらも押し倒す様にベッドにねかせられた理世。ゆっくりと一旦離れ、首筋に悟浄が顔を埋めた時だった。
「…理世ねーちゃん!!!」
ダンダンダン!!!と扉を叩く音と同時に声がする。
「…これって…理世呼んでる?」
「羽桜だ…」
「ねーちゃんん…」
「ごめんね」
「クスクス…」
小さく笑いながらも悟浄は理世の上から退けば笑いかける。
「いってやんな?」
「ありがと」
扉に向かい開ければ、涙でぐしょぐしょになっている羽桜がいた。
「…どうしたの?」
「だって…だってぇぇ…」
巻き付いて来るなりぎゅぅっと巻き付いてきていた。