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凜恋心 ♢ 転生編 ♢

第19章 battle16…鍵の在処


そうして時間を決める。夕飯も終えた後の時間にしようと決めた。
宿に戻った二人は待っていた八戒と三蔵に話し始める。

「…で、雅来るから」
「来る、は良いんですが…」
「何聞くんだ。」
「だって!皆気になってるだろ!あの力!雅なのに…」
「雅なのに、って言うのは少し語弊があるとも思いますが…まぁそうですね。それに話したら何か手掛かりとかになるかもしれないですし。」
「記憶を取り戻すってのか?」
「そうだよ、記憶思い出したらまた一緒に行けるかも知れないじゃん!」
「それをあいつが望んでるのか?」

その一言で言葉を一斉に飲み込んだ。

「でも、それも解らないじゃないですか。思い出したいのか、思い出したくないのか…それを聞くのにも良い機会だと思いますよ?」
「…たく」
「お節介かも知れねぇけど…だとしたらさ、何で三蔵、こんなに長期滞在してんだよ」
「……ッッ」

そう。着いてから四日、まだ出発しようという内容にもならない。

「どっちにしても部屋じゃ狭いからってこの宿屋にあるホールで待ち合わせしたから。」

そうして話し終えた。
それから時間も経ち、待ち合わせの時間五分ほど前になった。

「あ、居た…」

そうして雅はホールの中に入っていく。

「ごめんなさい、お待たせしちゃって…」
「でも時間前だしな」
「あれ、悟空さんは?」
「トイレだと」
「そっか」

そうして話を始めた。
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