第18章 battle15.5…煌めき (pov八戒)

まさか悟浄が声をかけた女性の連れが
雅と言うことにも驚きましたが…


コレは一体…



目の前で戦ってるのは紛れもなく彼女…


しかし、半年程前に別れた彼女じゃなかった


戦い方…使い方…身のこなし……


戦いになっていたんだ。


その時、


ガウンﾂｯ


三蔵の銃が鳴って……



一瞬反応が遅れた…



あ、でも僕が防護壁張らなくても良いですね…


彼女は三蔵の腕の中に居て照れた様な…
あぁ、見た事ある光景だなぁって…


ちょっと嬉しかったんです。


踊る様に敵を薙ぎ倒し…


一段落すればお得意の回復で回りを癒す。


といっても規模が違いすぎました。



僕の、僕達の知ってる雅なんですが、
なんか初めて会った様な可愛いだけの女性じゃなくなってた。


「これで良し。」



そう言って回りを見渡す彼女に声をかけた。


「あの、雅さん？」


ふっ…


さん付けに慣れないと、ですかね。


「あ、八戒さん。済みません」

「いえ、それより体、大丈夫ですか？」

「え…体って…」

「あれだけの力を使ったら…」

「はい、少し眠くなる位で…先に失礼しますね？」



ペコリと頭を下げる姿や、
会話の節々に見せるはにかむ笑顔…


知ってる彼女なんですけどねぇ…


少し眠くなるだけって………



ねぇ三蔵？



あなたの奥さま、本気で強くなってますよ？


これで記憶もどったら、敵に回したくないですね。


感謝、しないといけないですね…？



ねえ…、、、、



菩薩さん…・・・？