第15章 battle14…懐かしい空間
「ありがと!」
「いーえ!!」
「……あの…もしかして…雅が?」
「まさか…クスクス…はい。」
「…なんだ」
「使うかなって…ここ、いつもは灰皿撤去してるから…」
「…フン…」
「良く解りましたね…三蔵がたばこ吸うと…」
「昨日も吸ってたから…」
「吸ってました?」
「三蔵さんが食事終わって…たしか吸ってましたよね?」
「…良く見てんな」
「…つい、癖で…」
「そうでしたか。あ、自己紹介がまだでしたね。僕は八戒、猪八戒です。こっちは三蔵。あと昨日一緒にいたのが赤い髪の方が悟浄で、小さい方が悟空です。」
「改めて…私、花洛雅って言います」
「昨日聞いて知ってますよ、ね?三蔵」
「…フン…」
そうして話している。
「お待たせしました、アイスコーヒーです」
「ありがとうございます」
「雅のはもう少しまってね?」
「…もぅ…」
そうして待つこと数分。お待たせ!といって持ってきてくれた。
「それは?」
「烏龍茶にミルク入ってるの。」
「…えっと……」
「おいしんだよ?」
「…ミルクティーみたいなものでしょうか…」
「ん!あ、私飲む前に飲んでみますか?」
「…あーー…僕…結構です。」
「フン…貸せ」
そういって三蔵は一口飲んだ。
「確かに。うまいな」
「でしょ?!私の最近のブームなんだ!」
「……クス…」
「…どうかしました?八戒さん…」
「いえ、こちらの話です」
「どうせロクでも無いことだろ」
「えぇ、そうかも知れません」
「八戒さんも三蔵さんも…大人な感じですよね…」
「僕は二十三、三蔵は二十四なんですよ。ちなみに悟浄は僕と同じで、悟空は十九です。」