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凜恋心 ♢ 転生編 ♢

第14章 battle13…再会


前の街を出てから二日後、この街にやってきた三蔵一行。なかなか見ないほどの大きな街に着いた。

「でっけぇ街!」
「いろいろと揃いそうですね」
「にしても賑やかな街だな…」
「フン…」

言う事、思うことはそれぞれだった。

「あれ、旅の人?」
「えぇ、数日ここにお邪魔させていただこうかと…」
「そうかいそうかい!楽しんでいっておくれよ!」
「ありがとうございます。」
「陽気なおじさんだな…」
「まぁ、あなたも相当の陽気なおじさんですけどね?悟浄」
「俺ははまだまだお兄さんだっつぅの!」
「どの口が言ってんだって」
「お前はおじいさんだしな、三蔵」
「一回死んでこい」

そんな相変わらずの会話もどこに居ても同じことだった。

「なぁ、腹減った…」
「そうですね、まずはご飯にしましょうか」
「あぁ」

そうして食堂へ向かう。わいわいと賑やかな街並みと一緒でどこのお店も賑わっていた。
食堂に入り、席に着くと隣の席の若い男達が声をかけてきた。

「お、見ない顔だな」
「えぇ、先程こちらに着いたばかりで。」
「旅の連中か?」
「はい、」
「なら、この街に居る間はここに食事に来ること勧めるぜ?」
「…え!飯うまいの?!」
「まぁ、飯もうまいんだけどな。一ヶ月くらい前に来た女の子がめちゃくちゃイイコなのよ。」
「ほう……どんな子?」
「まぁ、見た目は普通よりかかわいい感じだけど取り上げて美人って訳でも無いんだけどな?」
「悟浄が食いついた…」
「まぁ、悟浄はあぁ言う人ですから…」
「下らんな。注文決めろ」
「あー、ちょっと待ってて?」
「おぅ!そっちの兄ちゃんはべっぴんなのにこえぇのな」
「フ…クスクス…」
「おい、聞こえてんぞ」
「まぁまぁ、三蔵」

そうして注文を決める。店員を呼ぶと取りに来た。
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