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凜恋心 ♢ 転生編 ♢

第5章 scene5…サービス



そう言いながら温タオルで拭き取っていく。そのまま抱き抱え起こすと膝の中にいれた菩薩。

「ぼ……ちょ……まって!」
「恥ずかしいならタオルかけとけ」

そう言いながら下腹部にタオルをパサッとかけた菩薩。

「ね……!!でも…菩薩……」
「手、どけな」
「でも…!」
「ん?何だ?」
「そんな……胸……見える…」
「そこ塗るんだから見えてもいいだろうが…」
「それは!大丈夫!!」
「プ……フフ…大丈夫だ」
「それを決めるのは…私…ッッ…ン…」

菩薩は両手に出したオイルを腹部からするっと胸元に塗っていく。鎖骨、胸元、脇から全て塗っていく。

「…ンァ…ぼ……さつ…ッッ…ン…」
「マッサージだって言ってんだろうが…んな声で啼くな」
「それは…ァ…」

そう言いながらも、ゆったりと揉み解すように胸の膨らみから手を離そうとしなかった。

「…菩薩……ッッ…もぉ…ぃぃ……」
「ま、大分力も抜けたな」
「……ハァハァ…ン…」

ゆっくりと温タオルで再度拭き取る。オイルと取ると、首筋に唇を寄せた。

「おまけだ」
「……ッ…要らない…!」
「気持ち良かったろ…?」
「ん……」
「力入れ込みすぎると、出来るもんも出来ねえぞ」
「……え?」
「形になってきてんだから。力抜けよ」
「……それって…」

くるりと向きを変えた雅。

「無防備だな」
「え…?」

ふと自身の体に気付いた雅はばっとタオルを引き寄せた。

「変態!菩薩のバカ!!」
「うるせえよ。しかもバカって何だよ。」
「ばかばか……もぉ……」

そう言いながらクスクス笑う菩薩に背中を向けたまま雅は声をかけた。

「……あの…菩薩?」
「何だ?」
「……ありがと…」
「いいえ☆」

そういう返事を聞いた雅は着替えを始めたのだった。
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