第1章 無口な彼女が啼く時✿保科宗四郎✿裏
「宗四郎のこれ…挿れないの?」
僕の膨らんだ股間に手を添えて上目遣いで聞いてくる彼女に、理性が飛んだ。
すぐに避妊具を取り出しつけて彼女を倒す。
「すまんっ、僕もう我慢出来へんから…痛いかもしれへんけど、許してやっ!」
膣口に先を少し擦り付けてすぐに押し込む。
さすがに一気に挿れたらダメだと理性がうるさいので、ゆっくり沈めていく。
「っ…はっ、そ、しろぉ…んっ…。」
痛いとは口にせず顔を歪ませるだけで、ただ僕を受け入れてくれる。
「大丈夫や、力抜いて深呼吸して…。」
僕の言うことを素直に聞き、深呼吸をしながら身体の力を抜いていく。
先程よりも楽になって陰茎がヌルヌルと奥まで入って、根元まで押し込むと彼女の奥にあたった。
その瞬間彼女は膝を震わせる。
「全部入ったで…ありがとう。痛いのに我慢してくれたんやな。」
優しく頭を撫でると表情が柔らかくなり、ふにゃっと笑う。
ほんまに可愛ええ。
「そ、しろう…。」
「ん?どうした?痛いか?」
「そう、しろぉ………すき…。」
「え…?」
今、好き言うた?ほんまに?
彼女が僕を受け入れてくれたのは、ここにいさせているからではなかったのか?
好きだから受け入れてくれたのか?
呆けている僕にまた好きと呟いてくれる。
なんやそれ……嬉しすぎるやん。
「美影、僕も好きや。ん〜好きやぁ…。」
彼女の頭を押さえつけ額を擦り合わせた。
ふふっと笑う彼女に胸が高鳴る。
なにこいつ、ほんまはこんな可愛ええん?