第8章 年下幼馴染はご乱心✿保科宗四郎✿
すでに私は準備が終わっていたのだが髪がぐちゃぐちゃになってしまったので、宗四郎くんが戻ってきた頃入れ替わりで洗面所へ行く。
ちょっとくらいしてくれてもええやんと膨れながら髪を直す。
「美影ちゃ〜ん、行く言うとるんやから機嫌直して。」
後ろからお腹に腕を回し、頬に口付けられた。
「……そこやと直らんもん。」
「ほっぺじゃあかん?……ここがええ?」
「あっ…ちょ、そこでもない…。」
耳を食まれて声が漏れてしまい、一気に顔が熱くなる。
鏡に映った自分の顔は真っ赤だった。
「真っ赤やんね。化粧してこないに綺麗なっとるんに…。」
「薄くしてんねん、だからわかるんや…。」
薄いメイクの為、赤くなってるのがわかる。
「せんくても充分可愛ええで。」
会話が噛み合ってるのか合ってないのかわからないが、セットが終わった頃手を掴まれてもう片方の手で顎を持たれると、そのまま唇が触れた。
手を掴んでいた方の手が離れ、お腹を撫でながら服を捲る。
ブラに指が届く頃慌てて離れていった。
「危な……止まらんくなるか思た…。」
行こかと言われたので宗四郎くんの車で龍寧神社に向かった。
途中コンビニで軽食買って食べた。