第6章 私の旦那様✿保科宗四郎✿裏
その後は先程とは考えられない程激しく抱かれ、何度もイかされてしまった。
「美影ちゃん?ごめん、止められへんかった…。」
「大丈夫です…はぁ、はぁ…。」
「ん、ごめん。なぁ…一緒に住まへん?…って言っても、僕あんま帰れへんのやけど…。」
私の処理をしながらそう聞いてきたので驚いた。
今まで通りもう会わないのかと思っていた。
ここに来るまでは離婚しようと言われる覚悟をしていた。
それなのに…思いがけない彼の提案に嬉しくてまた泣いてしまう。
「嬉しい、です…一緒に住みたいですっ!」
「泣く程嬉しいん?そんなん僕も嬉しいわ…。」
スリスリと頬を擦り寄せて好きやと囁かれる。
どうして私を好きになってくれたんだろう…。
それはよくわからないが、わからないままでもいいと思った。
彼が私を想ってくれているのならそれだけでいいと…。