第5章 好きな人には愛されたい✿保科宗四郎✿裏
「しゃーないな……1回だけやで?」
彼はそう言って私の唇に舌を這わせて口の中に入れて、私の舌を絡めとった。
少しだけくちゅくちゅと絡めてから唇を離す。
「抱いて…。」
「そこまでするとは言うてへん。」
懇願するように彼を見つめると、溜め息を吐きながらベルトを外し自身を露わにして勃たせろと言う。
ソレを恐る恐る握り舌を這わせた。
陰嚢をヤワヤワ揉みながら咥えていると、口の中で質量を増していく。
彼は机の中をゴソゴソと漁り、私に避妊具を差し出した。
なんでそんなとこに…。
「僕はなんもせんから、全部自分でしぃや。」
避妊具を受け取り彼のモノに被せるが、したことがない為どうしたらいいかわからない。
モタモタしていると下手やなぁと彼が手伝ってくれてなんとかつけることが出来た。
「はよ挿れぇ…別に慣らさへんくてもええやろ、お前が勝手にやりたい言うてんやから…はよ終わらせや?」
確かに自分で抱いてとは言ったが、こんな大きいモノが入るんだろうか…。
したことがないから、到底入るとは思えない。
ズボンや下着を脱いで彼の腰に跨り自身に宛てがう。
こんなの…愛されてなんかいない。
虚しいが、ここまで来たらするしかない。