第33章 11月21日。✿保科宗四郎✿裏
副隊長の肩を押して唇を重ねる。勢いをつけすぎてぶつかった唇が痛かったけど、そのまま舌を絡めた。副隊長は倒れて、覆い被さりながら荒々しく絡める。自分からキスをしたことがないから、どんな風にしたらいいのかわからない。
唾液が副隊長の口内に流れていく。ゴクッと飲み込む音が聞こえた。そして、副隊長の舌が動き出す。絡めて解けて、上顎を擽る。主導権はもう私ではなかった。
ゆっくりと舌が離れて、糸が引く。荒い呼吸を繰り返しながら、熱を孕んだ副隊長の瞳と視線が交わる。
「ふく、たいちょ…私も、すきです…」
少し驚いた顔をして、すぐに柔らかく微笑む。
「ほな、宗四郎呼んでや」
副隊長が起き上がり、腰を抱かれたまま膝に座る。「はよ」と催促されるが、なかなか呼べなかった。目の前の赤紫からのがれるように目を泳がせる。
隊服のファスナーに指がかかり、ゆっくり下げられていく。胸や股の部分を通る指に、心臓がうるさくなる。
肩から下ろされ、シャツに指がかかった。ゆっくり捲られていく。恥ずかしいのに、止めることは出来なかった。その為にここに来たのだから。
「そ、宗四郎…さん…」
「ん、えっちしよか」
頷くと抱えられて、リビングから出た。