第30章 嫌い…だと思っていた✿保科宗四郎✿裏
「ほなまたな。出来るだけはよ来てな?」
「あの…!空港まで送ります」
帰り遅なるからあかんと怒られて、せめて駅まで送らせてもらう。駅のホームでお仕事頑張ってくださいと送り出そうとしたが、寂しくなってキスをしたくなった。でもきっとそこまで甘えるのは許されていない。
じっと見つめていると頭を撫でられて、はよ来たらちゅーしたると笑われた。したがってるのバレてた…。
真っ直ぐ帰るんやでと言って宗四郎さんは電車に乗っていった。えっちしたら男はあんな甘々なるの?宗四郎さん、別れたばかりなのにもう会いたいです。
家に帰ってお風呂に入ったり色々と終わらせて部屋へと入り、スマホを開く。そろそろ家についているだろうか、返信は来ないかもな…そう思いながらも宗四郎さんにおやすみなさいとメッセージを入れる。返ってこなくてもこれなら大丈夫と言い聞かせてベッドに入った。