第4章 ゲーマー彼氏の攻略法✿鳴海弦✿裏
見つめられたまま動けずにいると、彼の親指が私の唇を撫でる。
そのまま顔が近付いてきたのでゆっくり目を閉じた。
柔らかく彼の唇が私のソレに触れて離れていく。
どうしよう…顔見れない。
恥ずかしくて俯いてしまう。
「美影、顔を上げてくれ。」
今、名前を…。
初めて下の名前で呼ばれ驚いて顔を上げてしまう。
彼は微笑んでいた。
「好きだ。」
「……え?」
「好きだと言ったんだ、何度も言わせるな。」
頬に添えたが目元に移って視界を塞がれた。
また唇が触れると舐められたので薄く開くと、その隙間に舌が入り込んでくる。
ゆっくり確かめるように舌が絡む。
私が抵抗しないのに気付くと犯すように激しく私の口内を弄んだ。
おかしい…今まで何度か男の人と付き合ったことはあるし、こういうキスもこれ以上のこともしたことはある。
それでも今までキスでこんなに気持ちよくなったこともないし、縋る程身体に力が入らなくなったことはない。
気持ちよすぎて内腿を擦り合わせて、彼の服をギュッと掴んだ。
唇が離れると私の視界を覆っていた手も離れた。
「そんないい反応をされると我慢出来なくなるじゃないか。」
涙目になりながらボーッと彼を見つめると、前髪から覗く瞳に熱が宿っている。
私を抱きしめて彼は横になった。
彼の腕を枕にしながら目の前の顔を見つめて、触れられるのを待つ。
「少し触るぞ。」
脇腹を撫でながら手を上に滑らしジャージのファスナーに指をかけ、そのままゆっくり下げていく。
中に着ていたTシャツを捲り下着に覆われた双丘に手を触れると揉むことはせずに背中に伸びていき、ホックが外され締め付けが弱まるとずらされて恥ずかしい突起が露わになった。