第30章 嫌い…だと思っていた✿保科宗四郎✿裏
「あっ、あん…宗四郎さん、好きっ…好きぃ!」
何度か果てて何かを考える余裕もない私はただ溢れてくる気持ちを言葉にする。このままずっと一緒にいたい。お願いだから、私を連れていって…あの言葉を嘘にしないで…。
宗四郎さんは何も答えることなく私を突き上げ続け、ティッシュを引き寄せる。ナカに出してくれてもいいのに…私の腰を掴んで持ち上げ、自身を引き抜いた。ティッシュに吐き出そうとする彼の手を止めて、愛液や先走りで濡れた陰茎を口に含んだ。宗四郎さんだって、私の舐めたから…。
「なっ…嫌やろ?ええって…」
恐らく私の口や手ではイけないだろう。自身で扱いてもらいながら、私は先っぽに舌を這わせた。少しすると宗四郎さんは軽く喘ぎながら腰をピクピクと震わせ、自身を脈打たせながら私の口の中に欲を吐き出した。
もう出てこなくなった頃、口を離して精液を溜めたままどうしていいかわからず、宗四郎さんを見上げた。ティッシュを差し出されたが、なんだか出したくなくて、飲んでもいいんだろうかと考える。動かない私を見て宗四郎さんは首を傾げた。
「飲みたいん?無理せんくてええよ」
飲んでもいい物なんだと解釈し、喉を鳴らしながら飲み込んだ。目を開いて驚いた宗四郎さんのモノを口に含んで、愛液等を舐め取り綺麗にする。舐め終わり口を離すと恥ずかしさが込み上げてきて、咄嗟に顔を逸らした。
「ッ…ほんまに言うとるん…」
なんのことでしょうか…よくわからないので無視した。宗四郎さんは手に持ったティッシュで私の秘部を拭き、少し赤く染まったティッシュを見て、無言で自身の手も拭いた。