第30章 嫌い…だと思っていた✿保科宗四郎✿裏
ノックをしてから部屋に入り、適当に床に座る。今日は寝るのは床かな。スマホを弄っていると呼ばれたので、ベッドに上がり横になる。
「するで。さっさと終わらせる」
え、するって?待って、別にそこまでしなくてよくない?結婚するのにやっと会えた婚約者としないなんてない、ということだ。さすがに無理だ、したことなんてない。絶対優しく抱かれるとは思えない。
はよ脱げと言われて困惑していると、下着と一緒にズボンを下ろされて、慌てて秘部を隠した。腰の下にいる宗四郎さんに足を開けと言われて、開いて顔を隠した。
「濡らすんめんどいわ」
宗四郎さんは自身の指を舐めて濡らし、そのまま2本の指を私のナカに沈めてきた。痛い…いきなり2本なんて入らない。それなのに無理やり押し込んで拡げながらナカを弄る。腕で目元を隠して必死に耐えた。
なんで私だけこんな思いしなきゃいけないの…なんでこの人と結婚しなきゃいけないの。私のことを大切にしてくれる人と結婚したい。自分があまりにも惨めに思えて、痛みもあって、涙がとめどなく溢れる。
「挿れるで。ゴムないけど、ナカには出さんから」
いつの間に脱いだのか、自身を宛てがい押し込んでくる。さすがに痛すぎて声が我慢出来ない。すぐに口を押さえられて黙れと言われた。手が離れたので、目元を腕で隠したまま別の手の指を噛んだ。
すぐに腰を振り始めて、私は早く終わることを願った。こんなの…レイプと一緒だ。強い言葉で抑え込んで言うことを聞かせている。