第27章 私の安眠法✿保科宗四郎✿
ファミレスを出てこっちやと言われるので大人しくついていく。ん?どう見てもマンション…エレベーターに乗ると、大人しくついてきてしもたなと笑われた。僕ん家と呟いた副隊長を目を真ん丸にして見つめる。
「何されても文句言えへんなぁ?」
すごい意地悪な顔してる…揶揄っているだけだと思い、何するんですか?と笑って返した。
「そやねぇ…男と女がベッドですること」
「え〜何だか検討も付きません〜」
頭の悪い話し方で乗っているとセクハラ耐性結構あるんやと笑われる。こんな明るく話せるのは、副隊長はそんなことしないとわかっているからだ。そんな会話をしているうちに副隊長の家の階についてエレベーターを降りた。