第26章 虚虚実実✿保科宗四郎✿裏
服を全て脱ぎ捨てた保科くんは、自身の先を私のソコに擦り付けて硬くし、ゆっくりとナカに沈めてきた。初めて直接感じる保科くんに溺れてしまいそう…いや、既にもう溺れているが。
「んっ…宗四郎…って、呼んでいい?あっ…」
「……ん、ええよ…美影…ッ、ちょ…名前呼んだだけで締め付けんでっ!」
ごめんと謝るが、宗四郎だって名前を呼んだだけで大きくした。馴染ませるように、私を宗四郎の形にするようにぐりぐりと腰を動かし、次第に私の口からは艶やかな声が漏れ始める。私の反応を確かめた彼は、ゆっくりと引き抜きまたゆっくり押し込む。そんな緩かな抽挿が始まった。
「痛なったらすぐやめるで。あんま激しくせんようにはするけど…無理やったらごめん」
律動が少し早くなり、結合部から水音が鳴り響く。抜けそうになる程引き抜き、奥をグッと突かれれば、一際大きく啼いた。左手を口元に持ってきて、久々に感じる甘い快感に耐えられず指を噛む。こらと手を取られて身体の横で握られた。
「あっ、あぁあッ!そ、しろ…んぅ…ごめっ、イっちゃ…んあっ!」
「ん、イってええよ、ッ…可愛ええ、好き…」
だんだんと激しくなる律動に耐えられず、先に果ててしまう。腰をビクビクと震わせていれば、律動を止めて膨らみを包み込み、優しく揉みながら突起を刺激する。その手を止めたくても左手は押さえられ、右手は動かすと痛む。ただされるがままになって、喘ぎ続けた。
気付けば宗四郎はほんまにええの?と荒く息をしながら熱の篭った瞳で見下ろしてくる。その瞳に映るものが心底愛しいという顔をしている。私が思い込んでるだけだろうけど…その瞳には宗四郎に乱される私が映っているのだろう。