第24章 副隊長の愛情表現✿保科宗四郎✿裏
「副隊長…私も好きです。ありがとうございます」
渡せる物がなくてすみませんと謝ると、これから貰うからいいと言われる。いや、ほんとに何もないのですが…こんなすごい物に見合う物なんてない。
「処女、なんやないの?それ貰えたら、僕…死んでもええくらい幸せや!それから!副隊長やめてや!」
宗四郎呼んどったやろ?と頬を撫でられる。宗四郎…と小さく呟くと嬉しそうに笑った。僕の美影…と抱き締められて、香りや体温にドキドキが止まらない。それが宗四郎にも伝わったようで、胸に耳をつけて聞き始めた。余計うるさくなった気がする。心臓痛い…。
いきなり肩からキャミワンピのストラップを落とされ、ブラに覆われた胸が露わになる。どうしよう、恥ずかしい…でもこれから全部見せることになるのだから我慢しなければと、ぷるぷる震えながら隠そうとした腕を押さえ込む。
「はっ!ヌーブラっちゅーやつか!えろいなぁ!…あ、怖い?」
え、えろい…?震えている腕を優しく撫でて聞いてくる。ふるふる首を振って、恥ずかしいと答えた。
「怖くないんやったら…ええ?」
コクン…と頷けば横抱きにされ寝室まで連れてこられた。これから、宗四郎に抱かれる。ずっと好きだった人に、愛される。期待と不安でぐちゃぐちゃになりそうだった。