第24章 副隊長の愛情表現✿保科宗四郎✿裏
心の準備等出来ていないが副隊長に会いたくて、訓練終わりに執務室へと向かう。扉が開いているが一応ノックしようとしたら副隊長が気付き、笑顔でこちらに駆け寄ってきた。
「君、明日非番やろ?着替えて外出て。」
頷いて寮に戻ろうとしたら、あ、と声をあげるので振り返る。耳元で替えの下着と脱がせやすい服を着て来て欲しいと言われた。やっぱ心の準備ってそういうことですよね!?驚いて副隊長を見ると、なんか嬉しそうに笑っていた。
脱がせやすい服ってこういうのでいいのだろうか…キャミワンピ…下には何も着ていないから、カーディガンを羽織った。さすがにキャミワンピで夜に外に出るのは寒いかもしれない。替えの下着はランジェリーポーチに入れて鞄の中。
外に出るとすでに副隊長がいて、慌てて駆け寄る。
「邪魔されたないし、君の声聞かれるんも嫌やから、僕ん家行こ」
副隊長の家…ほとんど帰っていないように思えますが…手を繋がられそのまま連れられていく。
家につくとご飯を作ってくれたので美味しく頂き、お風呂まで堪能させて頂いた。お風呂広かった…。副隊長が入ってくるのではとお湯に浸かりながらヒヤヒヤしていたが、そんなことはなかった。見せるのは嫌だと言っているからだろうか。