第18章 私を愛して…✿保科宗四郎✿裏
ご飯を食べ終わると服を全部剥ぎ取られた。
私をソファに座らせ足を開かせた彼は、目の前に座ってはよしてと言ってくる。
なんでいきなりこんなことするの…?
「そ、そうだ!私、用事あったんだった!ちょっと出掛けてくるね!」
嘘ではない、もう少ししたら友人と会う予定がある。
「は?……いや、別にええねんけど…いつも僕が休みやったら僕のこと優先するやん。誰かと会うん?いつもの子?男はいるん?」
え、いつもそんなこと聞いて来ないじゃん、なんで今日に限って…。
「い、いつもの子…と、男の子もいる。」
男と遊んで嫉妬しなかったら別れるのも考えてみたらって言われた。
たぶんしろちゃんは2人きりで男と遊ぶわけじゃなかったら、何も思わないと思う。
実際に男の子がいるわけじゃないけど…そんな浮気みたいなこと出来ない。
「……僕も行ったらあかん…?き、君がおらんかったら暇やし…!」
いつも私がいても読書したり1人で出掛けたりしてるじゃん。
それよりも、しろちゃんが来たら男の子がいないことがバレてしまう。
しろちゃんの真意がわからず見つめていると、眉を下げて見つめ返される。
目は開いてないけど…。
「……なぁ、昨日から変やない?他の男のとこ行きたなった?」
え、これって…嫉妬してる?
手をぎゅっと握られて動けない。
「あ…せっかくの休みだからゆっくりしてもらいたくて……友達、ここに呼んでもいいんだったら、来てもらおうか?」
さすがに今から遊ぶのなしとは言えない。
特にどこかに行って遊ぶ予定ではなかったから、家でもいいだろう。
カフェで話すくらいだったし。
「男呼ぶん?同棲しとる彼氏の家に?」
「え…いや、ごめん。男の子いない…。」
ならええよと言われ、急いで友人に連絡を取る。
ありゃ…本当に男の子いたみたい。断るか…。