第18章 私を愛して…✿保科宗四郎✿裏
腰を振り奥を穿つソレをただ受け入れ、目を瞑って耐える。
だが、すぐにナカからガチガチになったモノを抜かれ、避妊具を捨てる彼を見つめた。
イってないよね?何してるの?
「楽しないわ。美影気分ちゃうし、やめる。」
は?今まで演技だと気付いていなかったくせに、愛撫もほとんどしないくせに、楽しくない?気分じゃない?
自分でえっちな夢見てそんな気分になったからいきなりしてきたのに、楽しくないってなによ…演技したらいいの?
セックスの時だけは私を求められている気がした、だから受け入れていた。
「ソレ…口でする。」
「自分でやるからええ。」
寝室を出ていった彼を見てから涙をぽろぽろと零した。
身体すら求められないなら…別れると言われるだろうか。
「やだ…一緒にいたいよ、しろちゃん…。」
ベッドの上でそのまま泣いていると誰かが入ってきた気配がする。
誰かって、しろちゃんしかいないんだけど…。
「寝るん?……じゃあ僕も寝よかな。」
「っ…違う、やだ…。」
寝返りを打って彼に背中を向けた。
「寝ないんやったら、はよ洗ってき?ローションついてるんやで?」
「しろちゃんがつけた…。」
「そやね…僕に洗って欲しいん?」
泣いとるの?と顔を隠した腕を引っ張られて、結局しろちゃんの方を向いてしまう。
涙を拭われて横抱きにされると脱衣所に連れていかれ、残っていた服も脱がせられ浴室に入っていく。