第18章 私を愛して…✿保科宗四郎✿裏
「わっ!な、なに!?」
突然腕を引かれて反対側のしろちゃんの隣に横になる。
腰に乗ったままの足を開きながら退かせられて、手が下着の中に侵入した。
やだ…私、美影だよ?つばきだと思って触らないで…。
しろちゃんから顔を背けて歪んでいく視界。
ふにふにと陰核を刺激されて、嫌なのに私の身体は反応する。
頭の下に回った手に無理やり顔の向きを変えられ、赤紫と視線が交わった。
「おはよ。なんで泣いとんの?僕に触られるん嫌?」
表情が見えない顔で見つめられ、近過ぎる整った顔に熱が増していく。
「つばきって……。」
「ん?つばき?…小説に出てくるヒロイン?」
え?あ…確かに椿姫とか書いてた気がする。
一体、どんな子を想像して、どんな夢を見ていたんだろう。
割れ目から指を引き抜き、ズボンや下着を下ろしていく。
起き上がった彼は足の間に入り、指を舐めてナカに挿れた。
少し弄るとナイトテーブルからローションと避妊具を取り出して、直接陰核にローションを垂らす。
「ひゃ…つめた…。」
垂らしたローションを指につけてナカを少し弄り、避妊具をつけて挿入する。
痛くはしないけど、前戯もほぼない彼とのセックス。
作業のようなソレで私はイったことがない。
いつもは演技をしていたが、今日はしないことにした。
正直私はナカでそんな感じないし、奥を突かれれば痛い。
でもそれをしろちゃんは知らない。
身体を重ねても愛されているとは感じないのだ。
「ローションつけたんに、気持ち良くないん?」
私をなんだと思ってるんだろう…誰とでも簡単に感じる女だと思ってる?
初めてがしろちゃんだったって知らないでしょ?
しろちゃんと付き合ってから毎日、気持ち良くもないナカを弄って面倒臭いと思われないようにしていた。
もちろん初めては痛かったけど、それでも表に出さずにただ受け入れた。
しろちゃんが大好きだから。