第17章 年下上司に愛される✿保科宗四郎✿裏
少し頭を撫でられて離れ、リビングに行くとついてくる。
私の方が年上なのに甘えてばかりだな…。
シャワーでいいかと確認を取ってタオルを押し付けた。
「お泊まり成功!」
「まだ泊まっていいなんて言ってないけど。」
私の声なんて聞こえてないようで、脱衣所まで連れていくと上機嫌に脱ぎ始める。
綺麗な筋肉…その腕で彼は日本の未来を担っている。
「え、僕の裸見たい?大胆やね?」
下着だけになった保科くんをボーッと見つめているとまた揶揄われた。
見たいのは見たいけど…私のだけ見て、自分のは見せてくれない。
隊服を脱いで私も下着姿になった。
そんな私を見ている保科くんの下着は膨らんでいる。
「あかん!もう…下着見て興奮するとかやばいやん…中学生かっちゅうねん。」
見んで!と両手で自身を隠している。
「美影ちゃんのえっち〜!ガン見しとるやん!……触りたい?…いや!やっぱあかん!めっちゃ恥ずいから無理や!」
え?人のは散々見といて?
顔どころか耳まで真っ赤にした保科くんは浴室に消えた。
いや、パンツ脱ご?
慣れてるフリして本当はチェリーさん?
呆然としていると浴室の扉が少し開いて腕だけを出し、下着を投げ捨てた。
本当、可愛いなぁ…初めて見る一面に愛おしさが込み上げた。
私も裸になって、保科くんと私が着ていた服を全部洗濯機に放り込んだ。
勝手に泊まろうとしてるのがいけないんだ、乾くまで裸でいればいい。