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魅惑の恋【保科宗四郎多めごちゃ混ぜ短編集】

第15章 桜の木の下で✿保科宗四郎✿裏


お花見会場でいい感じのところを見つけて、シートを敷いて座ることは出来ずに膝立ちになる。

というか…隣のあの人って…。

子供たちに笑われながらゲームをしている。


「あれ?鳴海隊長!」


第1部隊と第3部隊は犬猿の仲…その中でもこの鳴海隊長と保科副隊長は特に仲が悪い。

面倒臭いことになった。


「てめぇ保科コラァァ、なぁぁぁぁぁんで貴様がいるんだっ!」


鳴海隊長の顔がすごすぎる…。


「なんでって、お花見に決まってますやん。偶然とはいえ、隣同士だなんて最悪ですね。」


笑顔ですごいことを言いますね、うちの副隊長は。


この2人はたぶんいろいろと被っている部分があり、お互い意識しまくっているのだろう。

1番は討伐演習ランキング小型怪獣部門で副隊長が鳴海隊長を抜いたのが原因だろう。

あとはルックスの良さ…とか?


まあ、副隊長の煽りスキルが高すぎるのも原因だろうが…。


「今すぐ移動しろオカッパァァ!桜の木の下に貴様のような栗頭の居場所はねぇ!」


鳴海隊長はどうしていつも外見のことばかり言うのだろうか。


「なんや、出会うなり攻撃的ですねぇ。あっ、もしかして、あの事根に持ってます?人気投票で僕の方が上やったの。」


そんなことで鳴海隊長が……食らってたぁ!

気にしてないと言うが、相当ダメージを受けているようだ。

膝をついてしまってる。


子供たちも煽り始める。


「な、鳴海隊長も充分かっこいいと思いますよ…。」


「君は誰だ?そりゃあボク様だからな。って…"も"ってなんだ!?"も"って!鳴海隊長"は"かっこいいです、やろがぁいっ!」


えぇ、フォローしたのに…。

一応自己紹介をして頭を下げる。

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